結局今の職場には6年近く在籍した。
かなり早い段階で「この仕事を続けていてもスキルは身に付かないしキャリアアップにはならないよな」と気付いたものの、結局転職しようというモードに切り替えられずにダラダラダラダラと今に至るまで思考停止した状態のままで引っ張ってしまった。
貴重な時間を無駄にして取り返しがつかないと思っていたんだけど、だけどこの6年の間は自分の中に物凄い危機感が芽生えた。
「このまま突き進んだら本当に取り返しがつかなくなる」と、危機感と焦り。
とにかく何か別の仕事に就くために役に立ちそうな勉強をしようと決意して色んな学習をした。そこに対してお金と時間をかなりかけてがっつりと勉強した。
こんなに勉強に力を注いだのはいつ以来だろう？受験生だった頃以来だった気がする。とにかくよく勉強したしよく頑張ったと思う。
そのおかげでこれまで出来なかったような事が出来るようになったし、知識もかなり増えた。そしてその技術と能力をアピールしまくったら転職先とも巡り会えた。
せっかくだからこの能力を活かせる仕事に就きたいと強く願って沢山の求人を探しまくった。そしたら条件自体は割と理想に近しい企業とマッチングが出来たと思う。
ただ自分は労働というか他人と接する事自体が苦痛に感じるので新しい職場でも変わらずに強いストレスに晒され続けるとは分かっている。
それでも何も得るものの無い仕事を続けるよりも自分の興味のある内容で得意な事を活かせるとかやりたい事に集中して出来る業務内容に従事できる方がはるかに幸せだし成長もあると思っている。
今の仕事内容だと本当にお金しか得られない。そしてそのお金も少額である。
一時凌ぎで短期間だけ働くならば構わないけれど長く働く環境ではない。どう考えても。
だけどギリギリ生きていける程度のお金は手に入るから、大変な苦労をしてまで就活したり能力アップに勤しんだりしなくてもこのままでいいや・・・という方向へ流されてしまう。
少なくとも自分はずっとそうだった。それが一番危険な状態だと改めて思い知った。
だからダメだ。ちゃんと自分を向上させられる環境で働くべきだしそういう意識を強く持って仕事に向かい合わなければならない。本来仕事というのはそういうものなのだ。
この6年間で仕事に対する意識は高まったように感じる。それは抜け出せそうもないぬるま湯にどっぷり浸かって生きてきた危機感からそういう考え方に変化したと思う。
だから、ここで過ごした時間が無駄だったとは思わないようにしたい。自分の不甲斐なさを責めたくない。
もう過ぎてしまった時間は取り戻せないのだし仕方が無いのだからポジティブに前向きに事実を受け止めてそしてこれから先に活かしていきたいと思います。
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