仕事のこと④

いつも仕事の文句ばっかり書いているので(笑)

今日は仕事の良いところを挙げてみたいと思います。

今の仕事、良い点もたくさんあるんですよ・・・


その1.残業が無い

これこれこれ、これに尽きる。最大の良い点です。

今の職場でこれまで残業をしたことはあるにはあるけど、多分4年間の残業総合時間は1時間程度だと思う。そのくらい残業が無い。

私は、帰り道は他のスタッフの方に社用車で送ってもらっているんですが、その人たちが残業をしないので、定時になると同時に上がるのです。

私もその車に乗せてもらうためには同じく定時ぴったりに職場を後にしないと間に合わないので、有無を言わさず定時にタイムカードを押して帰ってしまっています。

で、それに対して特に文句も言われないし(内心は色々言われているのかもしれないけれど)、余程の事情がある時は残業をする時もあるけれど、殆どしない。残業をしてとも言われない。しましょうか?と言っても帰っていいと言われる。これは本当に最高。

2つめの点にも通じるんですが、残業をすると残業代が発生してしまうので、会社側が残業させるのを嫌がるっていうのもあるんです。だからほぼ残業はありません。

この点だけで充分ここに残る価値ありって感じです。


その2.時間外勤務に対して報酬が支給される

定時を過ぎてからの勤務や休日の勤務に対してお給料が発生するのです!

前職、前々職のIT系の仕事をしていた頃は裁量性ではないのに定時を過ぎても休日出勤しても自宅で仕事をしても何故か残業や時間外のお給料は出ませんでした。

前職は70時間位、前々職は150時間位で毎月残業をしていました。前職と前々職の残業時間の違いは、前々職は自宅と勤務先が徒歩40分位だったので、終電を理由に帰宅が不可能だったんですよね・・・。

残業代がゼロなので、残業をしないと遠まわしに批判されるのですw

後輩の社員は3日連続で定時に上がったら呼び出しを喰らって退職に追い込まれました。

もちろん代休や振り替え休日もありません。あるわけがないw

思うに、「タダなんだからとことん働かせなければ!」という強迫観念みたいなものに囚われていたのではないでしょうか。

スタッフのことを「こいつら全然働かない、怠け者、給料泥棒」と思っている節がありましたが、どうにか元を取ろうという気持ちが透けて見えて、それで益々雇われている側はモチベーションが落ちていったような気がしますね。典型的な経営失敗例でしょうかw


その3.自主的な勉強や努力の必要が無い

これは良い点というよりもむしろ悪い点だと個人的には思うのですが・・・

日常の業務を行うに当たって、勤務時間中やそれ以外に自主的に勉強をしたり、資格を取得したり、スキルアップのために努力をする必要が一切ない。というか努力のしようが無いし、したとしても仕事に活かせない。

まずパソコンは使わない。電話応対もマニュアルやルールが無いから基礎的なベースが一切無い。敬語も使えていない。

金額の算出も対応する人の感覚次第で数式等も無いので手も足も出ない。

入社当初は自宅で過去に出した値段リストを持ち帰って勉強したりしていたんだけど、もう、毎回その時の気分で金額を付けて問題ないという事を知ってから放棄しました。

前職はIT系の仕事だったので、勤務時間外でも常に情報を入手して、知識を深めて、勉強をしたりセミナーや学校を探して授業を受けたり・・・と、常に続ける必要がありましたが、今は全くそのような自主性は必要ありません。勉強してもそれを活かせる場が無いから無意味なのです。

今は、仕事に全く関係ないけれど、VBAやruby、PHPなどの言語を勉強しています。

人によってはこの「業務時間外のプライベートの時間を使って勉強やステップアップのために努力をしなくても構わない」ような職場が良い。と感じるんですよね。

以前の職場にもいたし、今の職場にももちろんいるし、友人の中にもいる。

私は、何もしなくて済むならそれに超したことはないけれど、やっぱり不安だから。ちゃんと勉強は続けたいと思う。

前々職の頃、単純作業しかしていない50代の人がいたんだけど、その人だけは何故か定時上がりが許されていて、そして時間外では仕事に関連することは一切やりたくないっていう考えの人で、

会社が費用負担して楽天大学に行かせてもらえるっていう話にも「仕事以外の時間に冗談じゃない!」とか言って断っていたw

その状態がずっと続けば良かったんだろうけど、業績が悪化して、その人が真っ先に辞めさせられることになった。

そりゃあそうだ。バックリンク用の何の中身もないブログを8時間使ってちょっと書く程度の仕事で、他に何も出来ないんだもの・・・・

その後も何年も仕事に就けず、業績が上向いたという噂を聞きつけて(実際は全く上向いていませんw)もう一度雇って欲しい。とか言い出した時は心底ビックリしたww

例え業績が絶好調だったとしても彼女が採用されることは二度と無いのに・・・

何も考えずにダラダラ時間を過ごすのも楽しいけれど、でも勉強も楽しいんだよね、難しいけれど・・・


その4.考えようによっては自由

とにかく金額の設定についてはルールが無い(細かすぎて決められない)ので、その時の気分で勝手に決めてしまえるのです。

極端な話ですが、5000円程度が適正だろう・・と思えるような案件でも「5万円です」と提示できる。その金額を受けて依頼をするかどうかはお客さんが決めることなので、何ら問題は無い。

これが押し売りだったり、最初は低い金額を見せたのに、いざ支払いの段階になったら高い金額で請求をした・・とかいう展開であれば大問題だけど、
ただ電話問い合わせの段階できちんと金額をお知らせして、「ご検討下さい」として判断は客に委ねる。当然「そんなに高いの!?」となりそうなものなのに、意外とお客さんは「じゃあお願いします」という反応を示す。

周囲には受け付けたくないからわざと高い金額を提示して「そんなに高いんですか・・・ちょっと他の業者さんも当たってみますね」と、他社への依頼へ遠まわしに誘導するようなツワモノもいるくらいですw

それも定価がない、ルールが無いということの利点なんですかね。何事も見方によって180度変わるということですね。


その5.劣等感やコンプレックスを感じない。

同じ職場で働く周囲の人たちに対して劣等感を感じません。

以前の職場はちょっと特殊だったのです。普通同じ職場で働く人(雇われている人)って、大体同じようなレベルの人が集まるものだと思うんですが、(正規と非正規の待遇の違いとかは別として)

以前の職場は玉石混合というか、私のような負け組はあまりいなくて、超高学歴(普通に東大卒とかいたしw)、高度な技術、頭脳明晰、経済的な格差。

会社の業務以外の仕事を個人で請け負っていたり、投資のリターンなどでお財布も潤っている人が多く、経済的にも生活環境も意識レベルも、何もかもが違う世界の人たちだった。

だから、その後の転職先にも当然格差があり、みんなナショナルクライアントの正社員へ転身したり、起業して大成功したりしている。私だけが転職に失敗した。

仕事で成功する必要の無いような人でも夫が富豪でセレブ妻をやっていたりとか、とにかくあの環境にいるだけで私は周囲にコンプレックスを感じ、自分を卑下したくなるような感覚を常に感じていたのである。

ところが、今の職場ではそれが一切ない。

スタッフは全員貧乏人だし、向上心を持っている人もいないし、みんな人生を諦めている。

同じ環境にいる周囲の人間と自分を比べて「私はなんてダメな奴なんだ。それと比べて○○さんの素晴らしいことよ」みたいな、前職で感じていたような気持ちに一切ならない。

それどころか、社内で一番私が頭がいい、一番コンピュータを使える、一番将来性がある。くらいの気持ちでいられる。低レベルの争いの中で1番になっても何の意味も無いのだが、それでも私の精神衛生上はよろしいのです。

今の職場ではコンピュータが使えても偏差値が高くても何の意味もなさない。例えグーグルのトップマーケターが転職してきたとしたって、ここではゴミ扱いですよw

色々な種類のトラックが運転出来て、腕力が強くて身体能力の高い人に価値があるような環境なのですが、私はそういう人に全く憧れないので、ここで1番になりたいとは少しも思わないのです。

それよりもむしろ、今の職場の基準で価値ゼロの人間の方が私にとっては憧れなんですよね。


今の職場は従業員間で収入の差も殆どない。現場で作業をする人々は週休1日だし、拘束時間も私よりもずっと長いので、ひょっとしたら労働単価は私の方が高いくらいかもしれない。

借金まみれで首の回らないような人もいるし、前歯も無いような人も何人もいるw

ここにいれば「自分は負け組だ、底辺だ、ゴミだ」っていう気持ちが少し薄れるんですよね。

あくまでもそれは相対的な価値ということで、絶対的な評価とは違うけれど、でもそれでも今の私にとっては重要なんですよ。


というわけで、今の職場の良い点を羅列してみました。

見方を変えると「それって悪い点じゃんw」っていうような内容もあるけれど、それは何事にも言えることだもんね。

在籍する限りは悪いところよりも良いところに目を向けて、意識して、感謝しながら従事したいと思っています。難しいけれどそうした方が得るものは多いはずですから。。



※7月16日(火)の就業時間中にかかってきた電話は合計74本、そのうち私が出た電話は25本でした。

やはり連休明けなので電話が多かったですね・・・。夜は歯医者だったのですが、雨が止んでいたので往復歩けて良かったです。